私は回転寿司が大好きで、行くと結構テンションが上がるのですが、ある事を思い出すと記憶をかき消そうと必死になることがあります。それは昔経験したアルバイトの事です。
学生時代の頃に回転寿司屋さんでアルバイトをした事があります。当時は100円の回転寿司はおろか回転寿司自体が珍しい時代でした。そこで働けるなんて嬉しかったです。まかないにお寿司がいただけるだろうとという安易な考えからでした。
働いてみるとそこは色んな意味で適当でした。今では回転寿司のレーンにある程度お寿司が廻っていたら、機械が判断して自動的に廃棄されるシステムというのは当然になってきていると思いますが、当時はそんなものありません。全て寿司職人さんの目で判断でした。またこれが怪しかったです。
例えば、誰も取らないお寿司がぐるぐる廻りまくってネタがカラカラになっているものがあるとすると、職人さんが海水の入ったお皿と刷毛を渡してきて、次のように言います。
「これでネタを湿らせて。」
当時、高校生の私は何も知らずに指示どおり動き、お客様が見えないところでネタを湿らせ、再度レーンに戻していました。
今から考えればかなり古いネタをお客様に提供しており、品質的に危なかったのではないかと思います。廃棄するかどうかは職人さんの指示で決まっており、とても怖い人だったので皆黙っていました。お腹を壊したと訴えてきた人がいなかったので本当によかったです。